文章の改行を一括で削除する方法。Word、Excel、置換
PDFからコピーした文章を貼り付けると、行の終わりごとに改行が入り、文がぶつ切りになることがあります。ブラウザだけで改行をまとめて消す方法と、Wordの置換で段落記号を消す方法、Excelのセル内の改行を関数で消す方法を、Microsoftの公式の説明に沿ってまとめました。
PDFの資料や論文から文章をコピーして、メールや報告書に貼り付けたとします。すると、PDFの画面で行が折り返していた位置ごとに改行が入り、1つの文が何行にも分かれてしまうことがあります。数行なら手で消せますが、何ページ分もあると、改行を1つずつ探して消すのは手間がかかります。
PDFから写した文章をひとつながりの段落に戻すなら、当サイトの文字数カウント・改行の削除・全角半角の変換に貼り付けて、ボタンを1回押す方法がおすすめです。Wordを開かなくても済み、スマホのブラウザからでも使えます。貼り付けた文章はサーバーにアップロードされず、お使いのブラウザの中だけで処理されます。
貼り付けた文章から改行を消す手順
- 文字数カウント・改行の削除・全角半角の変換を開き、コピーした文章を入力欄に貼り付ける
- 「改行を削除」を押す
- 結果を見て、思ったとおりでなければ「元に戻す」を押す
- 「全文をコピー」を押し、使いたい場所に貼り付ける
「改行を削除」を押すと、入力欄の文章からすべての改行が消え、その場で書き換わります。改行の前と後がどちらも半角の英字か数字のときは、単語どうしがくっつかないように、半角スペースを1つ入れます。それ以外の位置では、改行を消して前後をそのままつなげます。
段落のあいだの空いた行だけを消して行の区切りを残したいときは、「空行だけを削除」を押してください。空白だけが入った行も、空行として消せます。
ボタンを押すと、入力欄の下にある「改行の数」の表示も更新されます。「元に戻す」で戻せるのは、直前の1回分の変換だけです。
文章はサーバーに送られません
- 改行の削除は、お使いのブラウザの中だけで行います。文章をインターネット上のサーバーへアップロードすることはありません。
- 会員登録やメールアドレスの入力はありません。
- 整えた文章は、「全文をコピー」でお使いの端末のクリップボードに直接コピーされます。
改行を消すと段落の区切りも消える
「改行を削除」は、文の途中の改行と段落の区切りの改行を見分けずに、すべての改行を消します。複数の段落をまとめて処理すると、全体が1つの段落になります。
段落を分けておきたい場合は、段落ごとに入力欄へ貼り付けて改行を消し、つなげ直してください。英文では、改行の直前がカンマやピリオドのとき、ツールはスペースを入れずにつなげます。その場合は、つながった箇所にスペースを足してください。
ほかの方法
Wordの「置換」で段落記号を消す
Wordでは、「検索と置換」で改行をまとめて消せます。Microsoftの説明では、置換の対象には段落記号のような特殊文字も指定できます。段落記号に対応する文字コードは「^p」です。
- Wordで文章を開き、Ctrl+Hを押して「検索と置換」を開く
- 「置換」タブの「検索する文字列」の欄をクリックし、何も入力しないでおく
- ダイアログの下部にある「オプション」(Mac版では矢印)を選んで、すべての項目を表示する
- 「特殊文字」メニューで「段落記号」を選び、「置換後の文字列」を空のまま「置換」か「すべて置換」を選ぶ
特殊文字を選ぶと、文字コードが自動で「検索する文字列」に入ります。Microsoftの説明では、置換後の文字列に空の文字列を指定すると、見つかった文字列は削除されます。英文の場合は、「置換後の文字列」に半角スペースを入れておくと、単語がつながりません。
Microsoftは、「すべて置換」ではなく「置換」を選び、1件ずつ確かめながら置き換えることを勧めています。Web版のWordでは基本的な検索と置換だけが使えるため、特殊文字を使う置換はデスクトップ版のWordで行ってください。
Excelのセル内の改行を関数で消す
Excelでは、Alt+Enterでセルの中に改行を入れられます。Microsoftの説明では、この改行は数式の中では CHAR(10) で表せます。
セルA2の改行を消すには、別のセルに =SUBSTITUTE(A2,CHAR(10),"") と入力してください。SUBSTITUTE 関数は、文字列の中の指定した文字を別の文字に置き換える関数です。置き換える先を " " にすれば、改行を半角スペースに変えられます。
CLEAN 関数でも改行を消せます。Microsoftの使用例では、=CLEAN(A2) で、セルの文字列から CHAR(9) と CHAR(10) を取り除いています。ただし、CLEAN 関数は文字コード0から31の印刷できない文字をすべて消すため、タブも一緒に消えます。改行だけを消したい場合は、SUBSTITUTE 関数を使ってください。
CHAR 関数のページによると、Web版のExcelでも CHAR(10) は使えます。
2つの文章を比べる前に、検索と置換で表記をそろえる方法は、2つの文章の違いを確かめる方法で紹介しています。